今回のトレーラー側の7極カプラー(メス)の不具合は、
電線を圧着端子でカシメてネジで締めこむタイプです!
絶縁チューブを端子に被せているが
端子の首の部分が他の端子台部位と接触!
この緩んだ端子部分がアースだった為、
隣のスモールと振動で接触したりしなかったり・・・
・・・で、
スモールorライト点灯時に瞬間的に短絡となり
ヒューズ切れ不具合となりました・・・
じゃあ、絶縁チューブを長めに被うと良いのでは?
端子の首まで絶縁チューブで被うことは
残念ながら出来ません。
理由は、
端子の有効接触面積が十分確保出来ないだけでなく、
絶縁チューブ自体が異物となり接触しない場合もあります。
赤い矢印を電流とします!正常なチューブ処理
↓
チューブがねじ付近まで掛かっている為
端子の接触面が少ない!
チューブ噛みこみで端子が浮き上がっている為
接触面積が少ないので抵抗となり発熱します!
この手のカプラーはそんなに多くありませんが
勉強になりました!
裸の端子を例にあげると
①端子と端子の赤矢印の距離を絶縁距離と言い、
②端子と端子の間に絶縁物を挟んだ場合の
電圧、電流が最短距離で繋がる赤矢印の距離を
空間距離や沿面距離と言います。
②の縁面距離の確保は大事!
それが無かったのが主原因です。
この沿面距離の確保のために
ビニールテープを間に挟みました。
ただそれだけですが効果は絶大です。
不細工ですが、端子をしっかり固定した後に、
ビニールテープで被うのが正解でした・・・
他にもカプラーの不具合は多いです。
ずーっと接続面を
下向きで放置の場合錆びが出るものもあります!
水の逃げ場がないので・・・
ココまで錆びが酷いと
いくらネジで固定していても電流が流れない!
カプラーの交換しかないですね・・・
それでも同じことの繰り返しになりそうなので
出来る限りトレーラーを保管する際には
雨が当たりにくい乾燥している場所がよろしいかと・・・
最悪7極カプラーだけでもそうした方が良いと思います。
こちらはトレーラーを切り離した際に
うっかりミスで7極カプラーだけ外し忘れ、
そのままヘッド車を発進、走行した跡!
アースのターミナルが馬鹿になっています
いつ短絡してもいいようにスタンバイOKの状態・・・
しかも配線に油分がなく乾燥してひび割れています!
こちらは一見何ともなさそうですが・・・
よく見ると、
さっきとは逆でトレーラーは連結したが
7極カプラーは接続し忘れて引きずった跡!
これは使用上は特に問題無い場合もありますが
ネジが回らない為、7極カプラーの点検が出来ない。
交換時には根元の配線からぶち切る必要があります!
何気に色々と不具合がありますが
そういう不具合事例を知っていれば、
メンテナンスや保管時の気遣い次第で防げます♪
修理の際にも原因の特定がスムーズです。
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